大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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中国の特許裁判(商標を押さえろ)

専利ではないが、中国で問題になっている知的財産として商標がある。

商標登録は、自分の権利を護るために出願登録するのが本筋なのだが、中国で登録された商標の中には、守備ではなく、攻撃的な商標がたくさんある。
特許を金儲けの材料にして世間を騒がせている「パテント・トロール」がニュースで取り上げられているが、トロールには及ばないとしても、中国には「商標お化け」みたいなものが暗躍している。

日本の企業名や、商標、地名を中国の商標として登録して、これを日本の関係者に買取を要求するお化けだ。中国の商標事件でもっとも有名なのが、クレヨンしんちゃんが負けた事件であろう。

仮に、笹餅食品の「笹殿餅」という有名な食品があったとしよう。
・中国の企業あるいは個人が「笹殿餅」を商標申請する。
・公告から三ヶ月以内に異議がなければ、「笹殿餅」は商標として登録される。
・一旦登録されて権利になると、取り消し訴訟には4、5年かかり、取り消しに成功してもフリーになるだけで笹殿食品のものになるわけではない。
・とすると、面倒な取り消し訴訟を起こすよりも、中国企業(あるいは個人)から権利を買い取った方が得だ、といいう判断が出てくる。
・こういう事例が紹介されると、オレもオレもと「商標お化け」が生まれてくるのだ。

防御方法は簡単だ。
先に中国商標を登録することだ。

商標でもめたり有名な事例にはこんなものがある
「讃岐烏冬(うどん)」の名称が、中国で商標登録申請された。
「青森」が中国で申請された例では、青森県などが二〇〇三年に異議申し立てをしたが、取り消しには五年近くかかった。
「松浦亜弥」は2004年に香港の会社が「衣料品」ブランドとして申請。07年に登録された。
「酒井法子」は浙江省の化粧品メーカーが中国語読みにして申請していることが判明。湖南省のメーカーも水着や衣料品で利用しようと申請している。
「安室奈美恵」の衣類、下着や子供服、水着などの製品はすでに市場に出回っており、安さが売り物だという。
「福原愛」は薬品
「浜崎歩」は文房具
「藤原紀香」は化粧品の商標としてそれぞれ登録されている。

ホンダが轟達(HONGDA)を潰すのに10年近くかかっている。これは「本田」そのものではないので予防は難しいだろう。

=====
9月15日までに2009年の中国の商標登録申請審査数は100万5千件に達し、2008年同期に比べ2.53倍に増加した。チャイナネットが伝えた。

 これは8カ月半で従来の3年3カ月の商標審査数を達成したことになり、中国の商標史にとって重要な一里塚として認識されている。現在のところ中国の商標登録数や審査数、有効登録商標数はいずれも世界一で、中国は世界一の商標大国である。

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