大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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中国の特許裁判(中国では販売しないけど)

中国の特許裁判、補償金額の査定などを紹介してきたが、次の場合はどうだろうか。

「当社の製品は中国での販売計画は無く、国内と欧米しか販売しないし、中国での生産予定もないから、中国への特許出願はしない」

これが、大問題になるケースもあることを認識しておこう。
なぜ問題になるかというと、欧米でヒットして大量に売れていることを知ると、中国メーカーが偽者を作り始めるのだ。これを、中国国内で販売している場合は被害が目立たないが、欧米に輸出を始めるから始末が悪い。
偽物の品質が良ければ市場を取られてしまうし、逆に品質が悪ければ製造元の区別がつかない消費者から粗悪品のそしりを受けることになり、市場を荒らされる。

製品を見て判断できる特許なら欧米各国で輸入差し止め訴訟の可能性もあるが、製法特許だったら、製造現場を押さえるしか方法が無いので、中国のメーカーを押さえるしかない。しかし、中国にこの製法特許を出願していないと、止めさせる法的根拠が無い。
製法特許に限らずとも、欧米各国で輸入差し止め訴訟を起こしても、輸入業者がたくさんいればそれこそもぐら叩きゲームの様相を呈するので、大元の中国メーカーを叩くのが効率的である。

世界の偽物生産拠点である中国だけに、こんな点からも、警戒しておく必要がある。

コメント

特許の話で思い出します

思えば、私が初めて勤務した会社が、某日本最大大手電機メーカーの中央研究所の特許部でした。(今は全社で一括して知的所有権本部で統括されています)
私が勤務しているときに公開制度が出来ましたから、随分前の事です。
先願を調べるには誰もが苦労していました。
当時は毎日耳にタコが出来るくらい耳にしていたものですが、特許なんて言葉は今では懐かしく思います。

  • 2009/10/29(木) 16:55:56 |
  • URL |
  • こうちゃん #-
  • [ 編集]

ブログ書いていたんですね

>こうちゃん
最初は特許担当だったんですか。あの頃は特許が特許としての意味を持っていたと思いますが、今の特許は、金儲けの材料にされ、むしろ社会の悪材料だと思っています。
ところで、ブログを書いていたんですね。URLが書いてあったので行ってみました。まだ全部は読んでいませんが、ゆっくり読ませていただきます。

  • 2009/10/31(土) 07:54:28 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

最近読み直しています

11月に大連に赴任する事になりました。
そんため、この大連雑学事典を、最近もう一度読み直しています。
心構えをするために勉強になりますね。(笑)

  • 2009/11/01(日) 07:35:38 |
  • URL |
  • こうちゃん #-
  • [ 編集]

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