大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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貂蟬(美人連環の計)

CCTVのテレビドラマ「三国志演義」(面倒だから以後「三国志」と書く)をみて、役者の選定にも気を使ったのだろうと思う。

三国志の中で、女性が中心になって物語を進める場面は極めて少ない、中でも、主役級に活躍するのが、「美女連環の計」に登場する「貂蟬」(ちょうせん)である。字体の関係で「貂蝉」が使われることもある。

物語の背景を簡単に記す。
董卓は、落ち目の漢朝廷を牛耳り、暴虐の限りを尽くし、態勢が不利と見ると洛陽に火を放って、勝手に長安に遷都するなどやりたい放題だった。曹操が董卓暗殺を企てるが失敗に終わり、地方に逃げ落ちた。
董卓のそばには、豪傑の呂布が付いているので、おいそれと手が出せなかったのだ。
司徒(ま、総理大臣みたいな重職)の王允は、悪政に悩み、何とかして董卓をやっつけようと思っていた。悩む養父に美しい養女の貂蟬が、「私の身で役に立つことがあれば何なりと仰せ付けください」と申し出る。
王允は、泣きながら、娘に囮の役目を言いつける。
作戦はこうだ。 英雄色を好むの例に漏れず、董卓も呂布もスケベであるから、16歳で可愛い盛りの美女を見せ付ければ、独占したくなるに違いないと踏んだ。両者に個別に貂蟬を紹介して、娘を献上すると申し出る。
(まるで品物扱いだが、当時はそういう時代だった)
呂布は戦いには強いが、頭は空っぽなので、簡単に作戦に乗るだろう。一方、董卓は独占欲が強いので呂布には渡さないだろう。そんな二人の間で、貂蟬は、
呂布に対しては「あんな爺さんに囲われるの嫌だ、将軍のそばが良い」と囁き、
董卓に対しては「乱暴者の呂布が怖い」と訴える。
こうして二人を仲たがいさせて、頃合いを見て王允が呂布に董卓暗殺を持ちかける。
「朝廷をないがしろにするあんな逆賊についていると、子々孫々まで、逆臣の汚名をきせられる」というと、簡単に暗殺派に回る単純な頭だ。実は、呂布が同じような誘いに乗って、義父を殺めるのは二度目なのだ。
かくして、作戦通り、呂布が董卓を殺害するという物語だが、天下の支配者と無類の豪傑を手玉に取る女性とはどんな人が演じるのか、大いに興味があった。また、貂蟬は、楊貴妃・西施・王昭君と並び、古代中国四大美人の一人に数えられる点からもどんな美人が出てくるのか。
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これが、父の悩みに共に憂いる貂蟬だ。動きがないので実感が伝わらないが、すごく可愛いし、素朴な愛おしさを感じる女優さんだ。陳紅さんという。

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上の素朴な女性から劇的変身して、董卓の前で舞って見せたときには、このような艶やかさで、妖しい視線を送る。

totaku.png
これにメロメロになった董卓は、こんな爺さんだ。いかにもスケベそう。

lubu1.png
ついでに、呂布の写真も紹介しておこう。
頭の冠は、貂蟬が将軍のためにとプレゼントしたもの。

コメント

勿論、これも

勿論、これも見ました。
中国の三国志の中ではこんな特別編もありました。
呂布と貂蝉の二人の恋愛を中心に描かれ、誰もが知っている呂布ではなく、悲劇のヒーローとして登場しています。題名もそのまま
『三国志 呂布と貂蝉』
これも一つのドラマとして面白いですよ。

  • 2009/12/29(火) 20:30:02 |
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  • こうちゃん #-
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