大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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困る日本店員、困らない中国店員

2008年に帰国してから、4年ぶりに大連に行った。
自動車が増えたし、新しいビルも出来て、開発区の町並みは多少変わったような気もするが、一歩裏に回れば汚いし、中国人の基本的なところはあまり変化していない印象だった。
特に、中国人のサービス精神欠如は、まったく変わっていない。

4年前に使っていた古い携帯電話の番号を変えずに使おうと、私は、料金前払いのカード(充値卡)を求めてあちこち探し回った。
事情を説明しているつもりだが、私の中国語がおぼつかないので、どこでもらちが明かない。
しばらく歩いていたら『中国移動』の看板を見つけた。
日本なら『NTT docomo』か『au by KDDI』かというような、通信大手である。
ここで聞いてダメなら仕方がないと決めて店に入った。
昼時だったので、若い女性店員がうどんを食べていた。
持っていた4年前の携帯を取り出して、
「すみませんがちょっと教えてください。この携帯に料金を前払いしたのですが」と言ったつもりだった。
女性店員は、私の声が聞き取れなかったようで
「前払いはどうのこうの、なんだのかんだの?」のようなことを言われたが、よく聞き取れなかったので、
「ティンブドォン(なにを言っているか分かりません)」と答えた。

さぁ、ここで日本の女性店員なら、どうするか?
例えば、NTT docomoの営業所に、謎の中国人が来て、旧式の携帯電話を取り出して、何か分からないことを言っている状態だ。うどんを食べていた女子店員はどうするだろうか? 
そもそも、店番の途中で、うどんを食べていると言う設定が日本では無理があるのだが、それはひとまず置いといて。店番の女子店員は困るはずだと思う。
(え、中国人が何か言っている。カタコト日本語のようだが良く聞き取れない。困ったな。どうしよう。誰か呼んで来ようか。図を描いて詳しく聞こうか)
困った挙句に、
「すみませんがもう一度いってくれませんか」
とか、申し訳なさそうにフォローすることだろう。

ところが、件(くだん)の中国女性店員は、まったく困った様子を見せなかった。
「ティンブドォン(分からない)なら、しょうがないわね」
そう言って、また椅子に座ってうどんを食べ始めたのだ。
もう、私の存在すら忘れたようだ。
少し大きい声で「有没有充値卡(充値カードはありますか?)」と聞いた。
彼女は、座ったままうどんを食べながら「没有(ありません)」と答えて、振り向きもしなかった。
我々の会話はこれで終わった。

事実はこれだけのことだが、相変わらずの、日中のサービス業の心構えの違いを感じた大連再訪問の初日だった。

コメント

大連再訪

北上さま
面白い観察、同感です。店先でというかショウケースを食卓代わりにして
大きな皿やどんぶりで大っぴらに昼飯をとるというのは、以食為本
まさに食べることが本義である との中国人の哲学?ですね。
店の裏に入って食べるとかしない。
そして自分の分からないことをしゃべる外国人に 自分が困らされるいわれは
全く無い。何言ってるか分からない! と追い返すのが当たり前の世界ですな。
久しぶりの訪問での印象記の続きを楽しみにしてます。

  • 2012/02/29(水) 07:44:21 |
  • URL |
  • サンディ #-
  • [ 編集]

でっつでございます。

サンディさん、こちらでお会いするのは、ずいぶんと久しぶりですね。
こちらでは、でっつと名乗っておりますので、その辺の使い分けをよろしく。
個人商店主が、店の片隅で食事をしているのは、当たり前の光景ですが、「中国移動」ともなれば、もう少し格式を高くしてもよろしいのではないかと感じました。
docomoの営業所でうどんを食っていたら、怒られますよね。

  • 2012/02/29(水) 17:22:25 |
  • URL |
  • でっつ #-
  • [ 編集]

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