大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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海賊版を止められない訳

中国では、3週間でDVD化の記事で紹介したように、海賊版といわれる映画やテレビドラマのDVDが格安で売られている。
著作権の問題があり、諸外国から改善を求められているが、中国には、この分野で生計を立てている人が相当数いるので、すぐには止められないのだろうと推測している。

中国の国家権力、警察力はとても強いので、本気で取り組んだら、海賊版などすぐに消え去るに違いない。だけど撲滅しないのはそれなりの理由があるからだと思う。

日本で連続テレビドラマの最終回が放送されると、その2週間後には、きれいに印刷されたDVDが箱に入って、中国語の字幕付きで店頭に並ぶ、その間には素晴らしい組織力があるはずだ。
 ・日本で放送を録画する人
 ・中国語に翻訳する人
 ・DVDソフトに変換するプログラマー
 ・DVDのデザイン設計をするデザイナー
 ・DVDプレス工場
 ・パッケージを印刷する工場
 ・6枚のDVDを並べて化粧箱に梱包する人
 ・注文をとって配貨手配する人
 ・集配センターから全国に配達する運転手
 ・店頭に並べる売り子さん
ざっと挙げただけでもこれほどの人たちが働いている。

安いDVDがあることを前提として、副次的に大型テレビやDVDプレイヤ、サラウンドシウテムなども売れる。
中国では、放送を録画する人は殆どいないし、録画機能付きのテレビやプレイヤーは店頭では見かけない。おそらく、DVDは買うことが前提になっているのだろう。

これだけ多くの産業が関わっている事業を権力の力で潰してしまったら、この分野で生活している人たちが職を失い、大きな社会問題になる可能性すらある。

トレペケース

昨日のティッシュペーパーの記事へのコメントで、カンカンさんが、日本ではトイレットペーパーを室内で使うための布製のケースがあると書かれていたが、同様の製品は中国にもあるので紹介しておこう。
080116cover.jpg

サンプルは、ごらんのように、中国らしいデザインの織物である。
上面を覆っている布カバーをめくると、トイレットペーパーの先端が出てくるというわけだ。

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写真の左側が使用状態をあらわしている。

右側は、ひっくり返して裏側のファスナーを空けたところだが、ボール紙の芯を抜いたトイレットペーパーを入れて、ファスナーを閉める。内側の茶色の紙は型崩れしないようにオレが入れたものだ。

上下を戻して、上からトイレットペーパーの先端を引き出して、ミシン目で千切って、テッシュペーパーの代わりに使う。
デザインの違いは色々あるだろうが、日本の製品と大差ないものと思う。

映画をポケットに入れて出かけよう

音楽をカバンに入れて持ち運ぶようになったのは、ソニーがウォークマンを発売してからだ。その後MDの時代を経て、現在ではmp3圧縮フォーマットのおかげで、シリコンミュージックなどと呼ばれ、本体は100円ライターほどに小さくなり、音楽がワイシャツのポケットに入るようになった。

mp3の発展形で、動画も扱えるようになったのがMP4と呼ばれる規格だが、フォーマットがいろいろ入り乱れて難しいし、ミニ動画そのものをMP4と呼んだりするので、実際のところ訳が分からない。
日本では、iPod以外にあまり見かけないのだが、中国にはMP4プレイヤーがたくさん販売されている。 日本で宣伝をしていないのは、おそらく著作権を意識してのことだろう。

オレが買ったのはこれだ。
0701218oppomian.jpg
製品名:OPPO MP4 PLAYER、 MODEL:V5I
メモリー:4GB
表示パネル:3インチTFT液晶〔1600万色〕320×240ドット
対応フォーマット:MP3,WMA,AVI,XVID,JPG
音声出力:12+12mW(32Ω) S/N比90dB
电  源:充電式リチウムイオン電池内臓
接続方式:高速USB2.0
重量:76グラム
寸法:87×54×11mm(クレジットカード・サイズ)
購入価格は、およそ800元
FMチューナーが付いているのでFMラジオになるし、長時間録音器としても使える。カレンダー、時計機能もある。勿論、普通のmp3プレイヤとして音楽を聴くことも出来る。
中身を全部消してしまえば、4GBのメモリーカードとしても使える。
こうして、機能を並べてみるとすごいね。

ワイシャツのポケットにも入る、ジャスト・クレジットカードサイズで、スイッチ類が側面についているので、ボディ全体を画面として大きく使えるのがウリだ。こいつにDVD映画を丸ごとコピーして持ち歩き、電車の中や喫茶店の待ち合わせのときに映画を見ようという魂胆だ。

AVIフォーマットに対応しているのなら問題ないだろうと、ろくに説明も聞かないで買ってきた。
早速パソコンにつないでみると、USB接続だから外部ディスクとして簡単に認識された。
DVD映画をフリーソフトでAVIフォーマットに圧縮してこいつに移した。
期待して見ていると「FORMAT ERROR」だって。
mp3の音楽は問題なく再生できたのだが、動画はダメだ!

さぁ、困った。
仕方がないから販売店に行って聞いてみると、専用の転換ソフトがあるというのだ。
なぁんだ、早くそれを言ってよ!と言うより、聞きもしなかったのだが。
と言うわけで、専用ソフトをもらって持ち帰り、パソコンにインストールして作業を始めようと思ったら、字が読めない
いやいや、中国語が読めないわけじゃないんだ。 丸5年も中国で暮らしているのだから中国語の漢字だったら、辞書を引きながらでも何とかなるものだ。 じゃぁどんな状態かと言うと
071218bakemoji.jpg
こんな有様なのだ。
日本語WINDOWSシステムで展開すると、フォントが化けて記号になってしまう。色々手を尽くしたがどうにもならない。日本語バーションは勿論、英語バージョンもないという。

中国語のWINDOWSシステムで開くとこんな具合になるはずなのだ。
071218oppo.jpg
これなら大体の見当はつく。

またまた販売店に行って、販売店の画面上の状態をメモして、文字は読めなくても位置関係でボタンの意味を覚えて帰ってきた。(後で分かったことだが、こんなに苦労しなくても、この専用ソフトは、メーカーのサイトからダウンロードでき、PDFフォーマットの説明書で、ボタンの位置は明らかにされていたのだった)

どうにかこうにか出来たファイルをこいつに読み込ませたら、ちゃんと画像と音声が出た。
やった、やっと使えるようになったと思ったのだが、まだまだ苦労は続く。

というのは、この専用転換ソフトは、音声や字幕を選べないのだ。主音声と字幕無しになってしまう。
DVDには、例えばアメリカ映画なら主音声の英語の他に、副音声として、中国語、日本語、スペイン語などがあり、字幕は、英語、中国語、日本語、韓国語、タイ語などたくさんの情報が埋め込まれている。この中からオレが欲しいのは、日本語だけだ。
日本の映画なら、日本語音声字幕無しでOKだが、アメリカ映画となるとどうしようもない。
結局、この専用ソフトではどうすることも出来なかった。

その後研究を重ね、今、オレは、2段階の変換をしてDVDをコピーしている。
まず、アメリカ製のDVD変換ソフトで、日本語音声と日本語字幕を選んで、WMVファイルを作る。次にこのWMVファイルを、前述のOPPO専用の転換ソフトを通して、OPPO用のAVIファイルにするのだ。この一連の作業に7時間ほどかかる。とは言っても、寝る前にパソコンに仕掛けておけば、朝には出来上がっているので、さしたる手間ではない。でも、映画を見るのにここまでやるのかって感じがしないわけでもない。

DVDディスクには、モノによっては10GB近い情報が詰め込まれているが、不要な外国語情報を取り除き、小さな画面用に圧縮すると、0.4GB程度まで小さくなる。このプレイヤーのメモリーが4GBなので、映画が約10本分収まることになる。
これだけあれば、長期の出張で時間を持て余しても、十分に凌げるってもんだ。

オレは携帯型のDVDプレイヤーも持っているが、やはり大きいし重い。
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そりゃそうだ。直径12センチのDVD円盤を回転させるのだから、ワイシャツのポケットに入るはずがないし、バッテリーだって重くなる。

ともかく、OPPO MP4のおかげで、快適な環境が整った。
画面は小さいが字幕も読めるし、画質も満足だし、ストーリー展開は全く問題なく追える、音声はMP3なので迫力十分だ。
さぁ、映画をポケットに入れて外出しよう!

すごく魅力的なツールだと思うんだけど、こういうのが日本で流行らないのは、著作権の問題があるからだろうな。
日本の機器メーカーが、DVD映画を丸ごとコピーする専用ソフトを提供したら、コンプライアンス上の問題になり、めちゃめちゃ叩かれるに違いない。

金元宝

例によって、道端でこんな豆を売っていた。
値段を聞いたら、1個0.5元だという。
一つ一つに文字が刻み付けられている。
「一家楽しく」 「私を忘れないで」 「学習進歩」 「おじいちゃんおばあちゃん」など。
お守りにでもするのだろうか?
名前を聞いたら「金元宝」だと教えられた。
「元宝」とは、古代中国で通貨として使われた「馬蹄銀」のことなのだが、この豆の名前と関係があるかどうかは知らない。
ただの飾り物かと思ったら、これが、実は活きている豆だったのだ。
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ふと横を見ると、小さな植木鉢とキラキラした合成砂のようなものをセットにして売っている。
値段は、セットで3元だと。 ポットが2元、培養土が1元。
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種を横向きにおいて、水をかければ良いと言うことなので、買って試してみた。
 :
 :
 : 
 :
3回失敗して、4回目に見事に大成功。
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水を与えると、あんなに硬かった豆がシワシワにふやけて、翌日には黒い皮が割れて、緑の豆本体が顔を出した。
その翌々日には、重そうな豆を「どっこいしょ」と持ち上げたのだ。
それから数日が立つと、茎が伸び、葉っぱの葉脈が見えてきた。
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遂には、葉っぱが大きく両手を広げて、生命力を誇示している。
中間にあった豆の本体は、徐々に養分を取られて小さくなってしまった。

この後、豆の木はツルを伸ばして成長し、やがてジャックと豆の木の伝説に登場するはずだったのだが、我が家では水遣りを失敗したせいか、枯らしてしまった。

ごめんね、豆!

消毒食器の有料化

中国人は、レストランで席に着くと、まず、ペーパーナプキンでコップやお皿を拭く人が多い。これは、店の衛生管理を信用していないからだ。ペーパーナプキンで拭ったところでどれほどの効果があるのかは疑問だが、一応満足するようだ。
時には、「総経理、ちゃんと拭かないとダメですよ」なんて、注意されることもある。

最近、大連の2流どころの中華料理店に行くと、写真のように、専門の会社で洗浄熱処理をして「消毒済み」と表示してパックになった食器を使っている店が増えてきた。
「この食器を使うと1元を徴収します」と印刷されている。
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さすがに1流どころは、自前の食器を使うし、衛生管理も売り物の一つだから、こんなものは使わないし、逆に屋台に近いような3流以下になると、衛生管理なんかコストの内に入っていないので、こんな食器は使わないだろう。それで、採用するのは2流どころということになるのだが。
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コップ、取り皿、茶碗、碗、スプーンがセットになっており、透明なフィルムで密封ラッピングされている。

日本料理では、食器も料理の一部とみなされ、食材に合った食器を選ぶのが料理人の腕だが、中国料理では、大皿でドンと出された物を、個々に取り分けて食べるので、食器はこのように画一化することが出来る。火鍋屋でも同じことだ。

ウェイトレスが、「この食器を使うと1元かかりますがよろしいですか?」と確認する。
見た目も清潔そうだし、1元くらいなら良いかと、オレなんかすぐにOKしていたのだが、ものの考え方は色々あるもので、「大連日報」にこんな記事が掲載されていたので紹介する。


大連日報、8月24日の記事より。
===
現在、消毒済みとして包装された食器が、中華レストランで使われ始めた。これは、専門の会社で洗浄消毒後、一人分の食器を透明な薄いフィルムでラッピングしたもので、お客さんは使用するたびに1元を支払うものである。 これに対して、一部の消費者から疑問の声が上がっている。

市民の郭さんが、本紙(大連日報)の記者に話してくれた。
数日前に、友人たちと西崗区のレストランに食事に行ったときのこと。
店に入って座ると、テーブルの上に消毒後ラッピングされた食器セットが、5人分並べられていた。ウェイトレスの説明によると、この食器を使用すると1元支払わなければならない。テーブルに8人が並んだら、8元かかることになる。郭さんは、苦笑いをこらえることが出来なかった。
「レストランは、本来、客に食器を提供するものでしょう、もし、いま食器が有料だと言うなら、今後テーブルや椅子、そしてトイレまで有料になるのですか?
更に言えば、レストランの食器って無料だったら洗浄や消毒をしないと言うことですか?」
と。

昨日、記者は友好街近くのレストランで、この種の透明フィルムで密封パックされた食器を目撃した。
フィルムの上には、「高温消毒、無菌包装、本食器使用の際は1元徴収」と印刷されていた。中には、茶碗、ガラスのコップ、碗、杓、取り皿の5点セットが入っている。
ウェイトレスの説明によれば、
「これは最近、専門の消毒会社が始めたもので、80%以上のお客さんがこの食器を使ってくれます。もし、お客さんが無料の食器を要求したら、ちゃんと提供します。この1元は消毒会社の費用であり、当レストランの費用ではありません」と。

この話が本当かどうか、レストランは中間利益を得ていないのか?
記者は、レストランの経営者に成りすまして、ある食器消毒会社に電話をかけてみた。
女性の営業マンが熱心に説明してくれた。
「当社の食器は、380℃で高温加熱消毒します。消毒した食器には1元と表示していますが、卸値は0.8元です。当然価格は相談の余地があります、会って相談しましょう」
一人の業界の人が帳簿を見せてくれた。
これによると、レストランでは一般に数名の皿洗いを雇用しており、毎日大量の洗剤、水、電気を使用していた。この食器を採用してから、仕入れ値は0.8元で、お客さんから1元を徴収するので、0.2元の差益が入ることになり、毎日300セット使うとすると、1ヶ月で1800元に上る。更に、皿洗いの給料と水、電気のコストが節約できる。
このように、単純な試算で、レストランは、当然食器の使用料を徴収することに熱心だ。

消毒済食器費用を顧客に負担させることについて、郭さんは疑問を呈している。
「レストランが、お客さんにきれいな食器を提供するのは当然の業務でしょう、どうしてこのような消毒食器の費用を顧客に転嫁するのですか?」

ここで、あなたは、レストランのこのような行為をどう思いますか?
多くの読者から、それぞれの観点や考え方を広く求めます。
これに関する連絡は、電話:82560617、E-Mail:mn2mn2mn2@163.comまで。

===
他にもこのような論調がたくさん見られますが、この食器の採用は増えているようです。
皆さんはどう思いますか?
オレは、1元で安心が買える(ペーパーナプキンで拭かなくても良い)なら、それも良きかな!と。

中国のガソリン価格

世界的な原油価格の高騰に伴って、ガソリン代が値上がりしている。
日本では、リッター140円を超えたとかで、ガソリンを節約する走り方とか、燃費向上グッズなんかが人気だとニュースで報道されていた。

中国のガソリンはどうだろうか?
2005年から2006年にかけて10%ほど値上がりして、2007年には5%ほど上がった。

その結果、現在のガソリン価格はこんなもんだ。
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「汽油」がガソリンの意味だ。気化する油から来ているのだろう。
上の写真では、リッター4.35元と表示されているが、これは#90のガソリン価格だ。

中国のガソリンは、#90、#93、#97の3種類がある。
おそらくオクタン価を表しているんだろうが、日本のレギュラーガソリンのオクタン価は、90~92なので、中国の#90に相当するのだろう。
一般の乗用車の多くは、#90を使っているようだが、#93を使っている車もそこそこ見受けられる。

070719gas93.jpg
こちらの写真は、#93のガソリン価格で、4.61元/リットルだ。
#93は日本には無いカテゴリーだが、プレミアムレギュラーってな感じでしょうかね。

日本のハイオクガソリンは、98~100なので、中国の#97に相当するのだろう。
#97のガソリン価格は、4.9元位だと思う。
#97のガソリンを使うのは、日本と同じで、圧縮比の高いエンジン仕様のクルマ、つまりベンツとかBMWなど高級車だ。

レギュラー相当の#90の価格が、4.35元(約70円)なので、日本のガソリンのおよそ半額だ。

他の物価と比べて高いか安いか?
庶民の足に直結するとすれば高いよね。

スライムボーイ

今、大連では、こんなおもちゃが流行っている。
「スライムボーイ」とは、オレが勝手に付けた名前だ。
正式な名前を何と言うのか、正式な名前があるのかどうかも分からないが、「スライムボーイ」は、良いネーミングだと満足している。
===
2007年8月25日追記
昨日、露天商を覗いていたら、「発泄球」という名前を表示している業者がいた。

===
070819buta.jpg

この写真は、ブタだが、他に、みかん、苺などの形があった。

さて、このおもちゃは、一体なんだろう?
どうやって遊ぶのだろう?
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触るとブヨブヨしている。
強く握ると写真のように一部分がビヨョ~ンと伸びる。
この伸び方が、尋常ではない。
ものすごく伸びるのだ。


遊び方は、こうだ。
窓ガラス、鏡、あるいは冷蔵庫など表面が平滑な面に投げつけるんだ。
すると、こんな風に広がって粘着する。
この様子が、スライムみたいだ。
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徐々に、収縮することにより、ガラス面から剥がれて、やがて元の形に戻って落ちるのだが、元の形を留めないほどに広がる様子が面白い。

表面は、おそらく合成エラストマー(ゴム状物質)で、中に無色無臭の液体(おそらく水)が入っている。
強い衝撃を与えたり、鋭利な物で傷を付けると裂けて、中の液が漏れて来るので、比較的簡単に使えなくなる。

日本では、こんなに簡単に壊れるおもちゃは、製品化しないような気がする。
品質保証委員会だの、安全管理委員会だの、コンプライアンス委員会だの色々な人がでてきて、会社の(自己の)責任回避のために、色々なことを言うはずだ。
その結果、製品化するなら、50ページにも及ぶ説明書(言い訳書)を添付することになるだろう。
要旨はこうだ。
「食べないでください、有害物質が含まれている可能性があります。
20歳未満の未成年に与えないでください、のどに詰まります。
人に向かって投げないでください、喧嘩になって殺される場合があります。
ブタに見せないでください、ブタが気を悪くします。
爪など鋭いものに触れないでください、容易に破損します。
事前にゴルフボールを投げつけるなどしてガラスの強度を確認してください。
ペットに与えないでください、これ以外の餌を食べなくなる可能性があります。
踏んずけないでください、滑って転んで頭を打つ可能性があります。
洗濯の際は色落ちに注意し、アイロンは掛けないでください、破裂します。
豚肉ではありませんから、調理しないでください、不味いです
電子レンジには使えません、破裂します。
凍らせて完全犯罪の殺人に使用しないでください、警察が困ります。
当社に文句を言わないでください、私が首になります。」

などなど、絶対に売れなくなりそうな注意書きが延々と続く。

だけど、中国では、発明家のおっさんが思いついたら、すぐ作っちゃうんだな。あとで問題が起きたって知ったこっちゃない、そのときにはとんずらしてるさ。

道端商売人から、1個3元、2個なら5元と言われて、2個買った。
帰り道に別の商売人が同じものを売っていたので値段を聞いたら、1個2元だと。
なんか無性に損した気になって、更に2個4元で買って満足した。

自分で考えても、アホだと思う。

バスの水槽

『バスの水槽』って、浴室のバスタブって意味じゃないよ。

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窓ガラスに光が反射して見難いが、バスの最後部に水槽が三つあるのが分かるだろうか?
八分目くらいまで水が入って揺れている。

本当に水槽なんだ。 そう、金魚を飼うようなガラスかアクリルの透明な水槽だ。
魚がいるんじゃないかと思って、マジマジと見たけど、魚がいたためしがない。魚を飼っている訳じゃないんだ。

開発区を走っている路線バスのおよそ4分の1はこのような水槽を積んでいる。4分の1以上かもしれない。

なぜ、バスの中にこんな水槽があるのだろうか?

なんだか分からないと知りたくなるものだ。
地元の人経由で、人伝に調べてもらったところ次のようなことが分かった。

夏場に暑くなると、この種のバスは、ブレーキの効きが悪くなるのだそうだ。
だから、ときどきブレーキに水をかけて冷やしてやると言うのだが、ホントかなぁ?

そんなバスには乗りたくないような気もする。

窓の外の洗濯物

自転車の荷台に何かをくくりつけて、売り歩いている物売りがいた。
長い棒状の金属だが、なんだろう?
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たぶん今朝から、1本も売れていないんだろうな。
やる気なさそうにトボトボ歩いていた。
カメラを向けたら、こっちを向いてニコニコしている。本当に人の良さそうなおじさんだ。

「オレは客じゃねぇんだから、そんなに愛想を振りまいていないで、商売しろよ!」

と言いたくなる。

このおじさんが売り歩いていたのは、下の写真の伸縮する物干し台だ。
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アパートの窓の下に取り付けて、洗濯物を干す。
こんな金物を自転車で売り歩いているんだ。ひょっとしたら、このおじさんが取り付けまでやってしまうのかもしれない。
取り付けだって、結構危険な仕事だと思うよ。
窓から身を乗り出して、もし、手を滑らして、ペンチやドライバーを落として、通行人に当ったら大変なことになる。

日本じゃ考えられないよな。

窓の下には何も無い。
この様子じゃ、万一落としたら、風に飛ばされてどこかに行っちゃうか、通行人に当るかだ。5階、6階の高いところで、何にも受け皿がない場所に洗濯物を干すって、考えられないのだが、みんな普通にやっているなぁ。




だけど、上海行くとこんなもんじゃないよ。
窓から縦方向に物干し竿を出して、洗濯物を干している。物干しの枠を針金で上から吊っているんだ。
070607tateboshi.jpg

上海ではどこでも普通に見られる風景だが、さすがに、ここまで大胆なのは、大連では見たことが無い。
上海の中心部だけなのだろうか?
土地や家屋が高い上海だからこその、空間の有効利用かもしれないけど、危険性は否めない。
上海から少し離れた、蘇州や無錫では見かけなかったような気がするのだがどうだったかな。

結婚車列専用リムジンは偽物ばかり

交通事情ネタが続くが、今週の月曜の新聞に面白い記事が載っていたので紹介する。

最近の中国の結婚式では、新郎新婦を豪華な車に乗せて先頭を走らせ、その後を親族が乗った車が車列を成して結婚式場に向かうパレードが行われる。【結婚式の車列】

結婚式の先頭車両として、ストレッチリムジンが良く使われる。ストレッチとは車体を引き伸ばすという意味だ。
limousine3.jpg

サンプルとしてはちょっと立派過ぎるが、イメージとしてはこんな車だ。

リンカーンとかキャデラックなんかが有名で、結婚式パレードのためのレンタル料が、2000元くらいだったのが、最近急に1000元まで値下がりしたという。

物価が上昇している中国でどうして値下がりしたのだろうか?

それは、偽物が出回って相場が下がったのだそうだ。

というのは、2台の車両を切ってつなげて、即席のストレッチリムジンを作ってしまうのが流行しているからだ。
勿論強度計算などしていないので、危険が潜んでいる。

ある経験者の話によると
「なるべく車軸の上に座って動かないように、特に中央部分に集まると危険だから」
と、乗車の注意を受けるそうだ。

5月21日の新聞(半島晨報)に、こんな記事が掲載された。
右上部の「大連新聞」とは、新聞社の名前ではなく、「大連ニュース」と言う意味だ。
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偽物「ビュイック」つなぎ合わせリムジンは危険がいっぱい
市交通警察隊は、結婚専用車の交通違法行為を取り締まり、2台をつなぎ合わせたリムジンを押収した。


新聞記事によると
=====
不法に改造された長尺車両が多数、結婚式専用として使われているが、各種の手続きを踏んでおらず、重大な安全問題が潜んでいる。
5月19日と20日の二日間、218名の警察官と80台の車両を出動して集中取締りを行い、不法に改造した「加長車」を21台摘発した。
19日に本紙記者は、ビュイックのマークを掲げる、ストレッチリムジンを目撃したが、ビュイックのリムジンは中国では販売されていないので、明らかに偽物だ。
現在、ロールスロイスなど僅かな車両を除いて、2台をつなぎ合わせた偽物ばかりで、中には廃車を使ったものもあり、故障が多く、運転しにくく、安全性に問題があり、ブレーキが故障することもある。

結婚式は、おめでたいことなので、親族に不必要な心配をさせないように、警察は現場路上での取り締まりは行わず、新郎新婦や親族を式場まで送り届けた後で尾行して、違反を摘発した。
不法改造車両に対して1000元の罰金と免許証減点6、不法改造の上偽の車名を取り付けた車は罰金2000元と免許証減点6。更に、廃車を改造して路上を走った運転手は200元以上2000元以下の罰金を課し、免許証を取り消し処分とした。押収した不法車両は強制的に廃車処分とした。

また、警察情報によると、現在結婚車列の車は、ナンバープレートの上に「百年好合」とか「永結同心」などの文字を掲げることが多いが、これは故意にナンバーを隠す違法行為であり、この二日間で45台の車両を摘発して、200元の罰金を課し、免許証減点6とした。

=====
まぁ、色々なことをやってくれる人たちだなぁ!
だけど、見たらすぐにバレることをどうしてやるんだろうか?
バレるどころか、すごく目立つ車で走って見せびらかしながら
「オレは違反をしているから、みんな見てくれ!」
と言わんばかりだ。
この感覚は、未だに分からない。

【解説】免許証の減点
中国の運転免許証には年間12点の持ち点があり、違反に応じて減点され、持ち点がなくなると免停となり、試験を受けなければならない。
赤信号無視が減点2であることと比較すると、6点減点は相当重い行政処分であると言える。


この集中取締りが行われた19日に、オレの友人が結婚式を挙げた。
日本人男性と中国人女性の国際結婚だ。
これから色々な苦労があるかと思うが、20代の若い二人なので、力を合わせて励ましあって難問をクリアして頂きたい。幸せな結婚生活を送れるように願っているし、しっかりした二人のことだから自ら幸せを築いて行くことだろう。
彼らは、大連に数台しかないと言われる「ロールスロイス」を使ったので、上の記事の偽リムジン事件とは関係ない。
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