大連雑学事典

2008年3月までは、大連在住の総経理が現地レポート、その後は日本からの回顧録や中国語トピックス。 過去の記事は右下太字の「大連雑学事典ハンドブック」を参照してください。

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【小費】

勘違い中国語シリーズ060【小費】

「小費」って言葉は、日本語では使わないよね。
中国語では、心付けとかチップのこと。

中国では基本的にチップの習慣はないが、ホテルのボーイが、客の荷物を部屋まで運んだ後、もじもじしてなかなか帰らないことがある。きっとチップが欲しいのだろう。

カラオケクラブでは、日本式のクラブでは一般にチップは不要だが、賃金制度が異なり、基本給がない中式のカラオケクラブの女の子はチップが主たる収入なので、「小費」をあげないと、当たり前だが怒る。

8元のタクシーに10元札を出したときに、2元のお釣りをくれないのは、チップではなく、追いはぎだ。


月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

【餞別】

勘違い中国語シリーズ059【餞別】

「餞別」って、日本語では難しい字のまま残っている。
本来なら「銭」の金偏を食偏に置き換えた簡単な字になっていても良さそうなものだが。
中国の簡体字は、そのようになっている。

さて、中国語で「餞別」は〔ジェンビエ〕と発音するのだが、「餞別」はあまり使わない言葉なので、普通の人はこの発音を聞くと「鑑別」のことだと思う。発音は全く同じだから。
「なんでも鑑定団」の「鑑定」と似た意味だ。
jianbie.jpg

あまり使わない言葉ながら、一応意味はあって、「送別の宴を開くこと」であり、日本語のような「別れの際に贈る金品」の意味はない。


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【出世】

勘違い中国語シリーズ058【出世】

中国語で「出世」と書けば、生まれ出ること、つまり出生のことだ。
その派生で、「新しい理論が生まれた」というように、人間の出生ではなく、抽象的な概念にも使う。

日本語の立身出世「偉くなる」と言う意味はない。


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【喇叭】

勘違い中国語シリーズ056【喇叭】

「喇叭」とは、日本語なら「ラッパ」である。
代表的なのは、軍隊の起床ラッパ、進軍ラッパなどだが、トランペットやトロンボーンなど金管楽器全般をさす。

中国語で「喇叭」と書けば、いわゆるラッパだけではなく、スピーカーなど朝顔形で音を出すもの全般を意味する。
車のクラクションは「喇叭」だ。交通標識で「禁止喇叭」とあれば、「警笛鳴らすな」となる。

070703laba.jpg

まず、左の写真を見てくれ。

上の道路標識はどういう意味だろう?
まさか「車両爆発禁止」じゃあるまいし。
「市街化区域」以外では、車を爆発させても良いのか?
まさか、いくら中国でも、そりゃないよ。
意味がわからない。

で、写真の下が、見て分かるとおり「警笛禁止」の道路標識だが、警笛のシンボルはラッパそのものだ。

keiteki.gif
日本の道路標識を探してみたら、警笛は音のイメージを強調しており、ラッパの形はしていない。

範囲を示す「城区内」とは、「市街化区域」と言う意味あいだ。





ここまで読み進めて来た賢い読者諸君ならきっと気が付いたことだろう。

中国では、「警笛禁止」の標識がある。
日本は、「警笛鳴らせ」の標識なのだ。「警笛禁止」の標識はない。
運転手のマナーの状況を如実に表現しているとは思わないか?

中国人運転手は、止めろといっても警笛を鳴らしまくる。
日本人運転手は、ここで鳴らせと言われないと警笛を押さない
日本の女性ドライバの中には、免許を取って以来、一度もクラクションを鳴らしたことがない人もいるのではないだろうか?


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【算了】

勘違い中国語シリーズ055【算了】

「やぁ~めた!」って感じかな。

「週末は動物園に行こうか?」
「ピクニックもいいね」
「なんか、天気が悪いらしいよ」
「そうなの? じゃぁ、算了(やぁ~めた)」

他人に対して言うと「やめろよ」とか「よせよ」と言う感じになる。

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【急救】

勘違い中国語シリーズ054【急救】

ここは、開発区の中央部にある、開発区医院の「救命救急センター」の入り口だ。

中国の緊急電話番号は、警察は110番消防は119番で日本と同じだ。
日本で119番に電話をすると、
「火事ですか、救急ですか?」と確認を求めるらしい。
この時間が勿体無いので、救急を別の番号に変更したら!
と言う提案があるが、中国では、これを先取りして、救急は120番であり、火事とは別の番号になっているのだ。

「か、か、火事です、怪我してます、消防車と救急車、来てください!!」と時には、両方の場合もあるだろうが。

070324kyukyu.jpg
さて、この看板だが、ちゃんと「急救中心」と表示してある。
「中心」は文字通り「センター」なので問題ないが、何か違和感があるなぁ。
んん?
語順が違うような??
そうか、日本語の「救急」は、「救うために急ぐ」のだが、
中国の「急救」は、「急いで救う」ということか。

実は、日本語と中国語の間には、こんな風に、全く同じ意味なのだが文字順が逆になっている単語が結構たくさんあるのだ。

例えば(本来中国文字は簡体字なのだが、ここでは日本文字で代用する)
「平和」「和平」
「施設」「設施」
「期日」「日期」
「売買」「買売」
「紹介」「介紹」
「静粛」「粛静」
「静寂」「寂静」
「短縮」「縮短」
「落剥」「剥落」
「隠退」「退隠」
「淫売」「売淫」
「出演」「演出」
もっといっぱいあるんだろうけど、例示はここまで。

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【一定】

勘違い中国語シリーズ053【一定】

「一定」を会話文の中で副詞として使うと、「必ず」とか「絶対に」「きっと」の意味になる。

「我明日一定上班」 (中国語)
「私は明日必ず出勤します」(日本語)

否定形の「不一定~」は、「~とは限らない」となり、柔らかい否定を表す。
「我不一定来」(中国語)
「私は来るとは限らない(来ないかもしれない)」(日本語)

「一定不~」の形にすると強い否定になる。
「我一定不去」(中国語)
「私は絶対に行かない」(日本語)

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【天線】

勘違い中国語シリーズ052【天線】

「天」は空を表している。
「線」は文字通り線だ。
「空の線」とはなんだろうか?

こんな絵をイメージしたら分かり易いのではないかな。
070620tianxian.jpg

おそらく、初期のアンテナのイメージって、こんな感じだったのだろう。

空に張った線、すなわち「天線」とは、中国語でアンテナのことを意味する。元々の「天」と「線」の個別の文字の意味には拘らず「アンテナ」を意味する単語として使われている。
今では、テレビのアンテナでも、パラボラアンテナでもロッドアンテナでもアンテナのことは、全部「天線」という。
ただし、室内アンテナなら、室内天線という具合に前にそれぞれの形容詞をつけることも多い。
070621tianxian.jpg

月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

【手柄】

勘違い中国語シリーズ051【手柄】

「いやぁ~、山本くん、この商談をまとめたのは、君の手柄だねぇ」
「いえ、菅原部長、とんでもありません、たまたま運が向いていただけです」
「良いねぇ、そうして、手柄顔にならないのが、山本くんのよい点だよ。」

日本語の「手柄」は、こんな使い方だ。

中国語の「手柄」には、功績、功労の意味は無い。「手柄」〔shou1bing3〕を辞書で調べると、「取っ手」のことだ。
070616shoubing.jpg

中国ではまだ珍しいジュースの自動販売機の硬貨投入口付近の写真だが、左側に「退幣手柄」の表示がある。

この「退幣手柄」を、日本語表示でするなら「返金レバー」となるところだろう。

月、木の定期更新とは別に、日本人が勘違いしやすい中国語を、不定期に紹介している。

【精神】

勘違い中国語シリーズ050【精神】

「今日はなんだか精神がない」
と言うように使う。

初めて聞いたときには、なんだか分からなかった。
「精神がない」って、なんだろう。
悪魔に魂を売ってしまって、腑抜けになったのかな?
なんて思ってしまう。本当は
「今日はなんだか元気がない」という意味だ。

実は、【精神】には二つの読み方があって
精神〔jing1shen2〕と読むと、日本語と同じで、心の状態とか文章の主旨(例:日本国憲法の精神に則って)とかを意味する。
一方、
精神〔jing1shen〕と軽声で発音すると、元気とか活力とかいう意味になる。
日常会話では、元気の意味で使われることが圧倒的に多い。

文字で書かれた場合は、文脈から判断するしかない。
jingshen.jpg



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